株式投資

金の投資をおすすめする理由【金ETFや投資信託について比較】

冬野柊です。

今回はゴールドについて書いていきたいと思います。

カブ投資くん
カブ投資くん

・金とは何なのか?

・金を買ったほうが良いのか??

・どうやって買ったらいいのか???

という疑問にお答えしていきたいと思います。

結論を先にお伝えしておくと、

結論

・金は株式と逆に動く安全資産

・ポートフォリオの安全性を高めるために金投資は必要

・おすすめの投資方法は金ETFの『GLDM』

最も効率的な金への投資方法について、手数料などすべて組み込んでシュミレーションしたのでぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

金とは何なのか

金は綺麗

金とは、人間が大好きなメッチャ綺麗な珍しい石です。

かねてより人間は金が価値のあるものだととらえ、通貨として扱ってきました。

通貨として使われるということは世界中で価値が認められていなければなりませんが、かつて世界がまだバラバラだったころから、世界の人々は金の美しさに魅了され、価値を見出していました。

今はないですが、世界には金本位制という制度がありました。かつての世界の通貨は、金と交換することができたのです。

金本位制(きんほんいせい)

1816年に英国で始まった金を通貨の価値基準とする制度。各国の中央銀行が発行した紙幣と同額の金を保有し、いつでも相互に交換することを保証する。

引用元:野村證券

信用がなく、不安定だった昔の国家は、世界の人々が価値があると信じる金との交換を約束することで、自国の貨幣の価値を保証していました。ドルも円も、この石ころのおかげで成り立っていました。

 

そんな金は食べられるわけでもなければ、4半期に一回配当金が出てくるわけでもないですが、めっちゃ綺麗なので世界中でありがたがられてきました。

いまでも、金の用途は多くが宝飾品であり、めっちゃ綺麗なのでありがたがられているというのは変わりません。

金の仕様用途

引用元:大黒屋

金は珍しい

綺麗なだけでなく珍しいです。

世界にある金は25メートルプール4倍分しかないと言われています。

そして、これ以上生産することもできません。かつて、錬金術という名のもとで、金を作って大金持ちになろうとした人が多くいましたが、誰一人作ることはできませんでした。かの有名なニュートンも錬金を試みたと言います。

ただ、金は作れない訳ではないそうです。金は、星の生成の際のエネルギーでできたらしく、それだけの超巨大なエネルギーを再現できれば可能なんだとか。

地球にあるのでできることはできるんでしょうが、現在の化学力ではコストが莫大で割に合わず、現実的でないというのが実際のようです。

 

そして、生産が限られているということは価値を保証する大きな要因になります。

これは経済の原則で、そもそも物が無限にあったら経済学はありません。経済学とは、限られたものをどう最適に分配するか、という学問なのです。

先日、某ウィルスのせいでマスクが高騰したのは記憶に新しいですが、需要と供給のバランスが崩れ、数が足りなくなったから高騰したのであって、マスクがその辺に草むらに自生していて無限にあったら価値は0円です。

当たり前ですが、数が限られているからこそ価値が保証されています。人間が作れるものはみな、生産が増えて価値が崩れる可能性を秘めていて、ドルや円といった通貨ですらそうです。

というか、人間は過去の地球の歴史を見ても最強すぎて、作れないものなんてほとんどありません。人工の臓器すら作れてしまう時代です。

ただ、そんな中でも金は作れないのです。そして、世界中の人がずっと魅了されています。

だからこそ、金は価値の保存として唯一無二の存在なのです。

金を買ったほうが良いのか

金を買ったほうが良いです。

ここからはバックテストを用いてそれをご説明します。

金と通貨は逆相関の関係にある

金と世界の通貨は逆相関の関係にあります。

片方が上がれば片方は下がり、片方が下がれば片方が上がるということです。

世界通貨であるドルが下落すると、そのリスクを恐れた人々は価値が下がりにくくて唯一無二の金に資産を移そうとします。ドルが下がると、世界経済はアメリカを中心に回っていますから世界中で不況になります。

にもかかわらず、金は数が限られているので価値はそこまで下がらず、世界は価値の下がらない資産にポジションを移したがるので、金の価値が上がります。

世界のマネーサプライは急上昇している

2021年5月現在、世界では山のように紙幣が配られています。

日本ではこの前10万円が配られましたし、アメリカでも配っています。さらに、世界の中央銀行が量的緩和として、いまだ市場のお金の供給量を増やしています。

量的緩和策  (りょうてきかんわさく

中央銀行が、景気や物価を下支えするために、マネタリーベースなどの「量」を操作目標として、市場に大量に資金を供給する金融緩和政策のこと。

引用元:大和証券

そうでもしないと、コロナに飲み込まれて世界経済、特に低所得労働者を中心に生活が崩壊してしまうためです。

この人類史に例を見ないお金のバラマキにより世界のマネーサプライは急上昇しています。

私の記憶では、政府がここまで大規模にお金を配っていたことはないです。下の図におけるこの急上昇も納得です。

引用元:超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資――リスクを冒さずお金もちになれる方法

ただ一方で、ドルや円と逆相関するはずの金の価格がそれほど上がっていません。

下記の図を見てもらうと、いまだかつてないほど通貨をばらまいていて、経済の論理で言えばドルや円の価値がさがり、金の価格が上がるはずなのに、まだ動きがみられていないのです。

引用元:超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資――リスクを冒さずお金もちになれる方法

なぜ金がまだ上がっていないのかというと、過去に例を見ないこの異次元の通貨ばらまきと、世界の混乱によって、金価格が適切に上がっていないのではないかと言われています。

今後の財政緩和はFRB(アメリカの中央銀行)は少なくとも2022年末までと発言していますから、マネーサプライの上昇に応じて金価格が上昇していく可能性は十分あります。

資産のリスクヘッジにとても有用

金は資産のリスクヘッジにとても有用です。

なぜなら、金は株式と逆相関の関係にあるためです。

下のグラフをご覧ください。

青:S&P500・100%のポートフォリオ

赤:S&P500・70%、金・30%のポートフォリオ

引用元:portfolio visualizer

2005年からの15年くらいを見てみると、

S&P500が100%のポートフォリオは4.76倍になったのに対して、

S&P500と金を組み合わせたポートフォリオは4.83倍と成績を上回っているのです。

ほとんどの年で金と組み合わせたほうが成績が良く、最近の株高でようやく差が縮まってきたような形であり、しかもこの10年はGAFAを筆頭にアメリカ株が大きく成長した年でもありました。

それにもかかわらず、金と組み合わせた方がパフォーマンスが良いのです。

S&P500 100% 資産配分 S&P500 70% 金 30%
4.76倍 リターン 4.83倍
14.66% 平均成長率 11.71%
32.31% 最も値上がりした年のリターン 27.21%
-36.81% 最も値下がりした年のロス -24.29%
0.64 シャープ・レシオ 0.78

さらにここでチェックしてもらいたいのは、金と組み合わせたほうがリターンが高いだけでなく値段のばらつきが抑えられているということです。

S&P500ポートフォリオでは最大でマイナス36%も資産が減ったのに対し、金と組み合わせるとマイナス24%で済んでいます。

これは株が下がった年は逆相関にある金価格が上昇し、株の変動をカバーしているためです。

また、どれだけ低リスクで高いリターンを得られたかを示す「シャープ・レシオ」を比較すると、金と組み合わせた方が高くなっているのがわかります。

ここまでの結果から、

まとめ

・リターンが高くなるうえ、リスクも低くできる金をポートフォリオに加える価値がとても高い

・金の価格は歴史的に過小評価されていて、ここからの値上がりも期待できる

金をどう買ったほうが良いか

金には買い方が色々とありますが、

現物の金(金の延べ棒みたいなイメージ)で買うか、

ETF(上場投資信託)で買うか

投資信託で買うか

の三択で、現物は管理が大変だったり色々手数料がかかるのでETFか投資信託がおすすめです。

ETF、投資信託どちらも似たようなもので、投資会社に代理で金に投資してもらうイメージです。

有力な投資先になるのは海外のETFで、その中でも有力な銘柄は以下三種類、GLD、IAU、GLDMです。

銘柄 GLD IAU GLDM
管理会社 ステートストリート ブラックロック ステートストリート
購入通貨 ドル ドル ドル
設定 2004 2005 2018
純資産 7.5兆円 2.9兆円 0.3兆円
経費率 0.4% 0.25% 0.18%

経費率

ここでは経費率だけを気にして、一番安いGLDMを買っておくのが正解です。

経費率とは、1年保有した時の年間の運用手数料です。

0.18%の場合は100万円投資したら1800円になります。

一番有名な金ETFは古株のGLDですが、その後の価格競争で経費が引き下げられた新商品が出てきたようなイメージですので、新しくて安いものを買っておけばOKです。

ちなみに最も経費率の高いGLDと、安いGLDMの経費率の差を比べてみます。

ここ15年の金の年間平均リターンが8.5%なので、

0.18%と0.4%をそれぞれ引いた8.32%と8.1%で、毎月3万円ずつ金に20年投資した時のリターンを比べてみます。

経費率比較 GLD(経費率0.4%を購入した場合)

経費率比較 GLDM(経費率0.18%を購入した場合)

引用元:楽天証券

このように、経費率の差で50万円ほどリターンの差が出ましたので、GLDMが優位だとわかっていただけるかと思います。

ちなみに、GLDMの純資産が少ないのを懸念されるかもしれませんが、GLDの7.5兆というのが常軌を逸しているだけでGLDMの0.3兆も決して少なくはない水準です。それに運営は同じステートストリートですし、一般の方には馴染みがないですが、ブラックロック、バンガードに次いで世界3位の巨大投資会社ですので問題ないでしょう。

ただ一点問題があり、これらはアメリカのETFなので貯金を円からドルに変換する手間がかかりますし、日本のETFよりも手数料が高くなる傾向があります。

なので国内最有力の金ETFである【1326】SPDRゴールド・シェアとも比較をしたいと思います。

銘柄 GLDM 1326
管理会社 ステートストリート ステートストリート
購入通貨 ドル
設定 2018 2004
純資産 0.3兆円 7.5兆円
経費率 0.18% 0.4%

1326はステートストリートのGLDを日本円で取引できるようにしたものなので、データはGLDと同じです。

経費率の差は先ほど示したように非常に大きな差なのですが、ドル建てのGLDMは円をドルに換えるときの為替手数料がかかり、また購入手数料も米ETFのほうが高いのでそれも計算してみます。

為替手数料

GLDMはドル建てなので円をドルに両替しなければならず、手数料がかかります。

最も安く両替するには住信SBIネット銀行を使います。住信SBIで円をドルに換える際に1ドルあたり0.02円、ドルを円に戻す際に0.04円かかります。

結果として、GLDMには0.06%の経費が往復の両替にかかり、上で紹介したGLDとIAUでも同様にかかります。円建ての1326ならかかりません。

取引手数料

GLDMは住信SBIでドル円の両替をして、SBI証券でドルでGLDMを買います。

両替手数料は往復0.06%、取引手数料は高めの0.45%です。

1342は楽天証券で買います。

両替は必要なく、5万円までの購入手数料は0.001%と安めです。

シュミレーション

月30000円ずつ購入し、年間360000円分を購入し続け20年たった後の手数料を比較してみます。途中で売却はしない想定です。

20年かけて積み立て、その後4%ずつ40年かけて切り崩した場合

1326のコストが34,600円

GLDMのコストが178,000円

積み立て時点で、経費率の差からGLDMが500,000円有利なので、

356,600円分多い GLDM一択

という結論になりました。

経費率0.22%の差がものすごい複利の差を生んでいたんですね。

まとめ

シミュレーションでめちゃくちゃ疲れたので簡潔にまとめると、

・金は株式と逆に動く安全資産

・ポートフォリオの安全性を高めるために金投資は必要

・おすすめの投資方法は金ETFの『GLDM』

ということになりました。

自分はポートフォリオの20~30%ほどに金を加えるように意識しています。

みなさんもぜひ検討してみてください。

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ABOUT ME
冬野柊
全世界株+金が最強タッグと信じて集中投資(全世界株7割・金3割) 0からの資産形成で30歳のFIREを目指し、会社に縛られない生き方を模索したい24歳 早稲田大学卒 外資系J&J勤務 ブログで株や仮想通貨に関する情報、投資のトレンドニュースなど書いてます。
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